「御意」と「如意」の違いとは?分かりやすく解釈

「御意」と「如意」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「御意」「如意」の違いを分かりやすく説明していきます。

「御意」とは?

「御意」とは?

「御意」(ぎょい)は、目上の人や立場が自分より上の人に対し、「その通りです」「了承しました」と表現する為に使います。

しかし、現代で普通に使われることはまずなく、時代劇で殿様に何かを命じられた家臣がそのように発するようなシーンが見られるくらいでしょう。

尚、キリスト教で使う「アーメン」は、この「御意」に近いと言われており、神に対して祈りを捧げる時の最後はこの言葉で締めるのが定番となっています。

「如意」とは?

「如意」とは?

「如意」(にょい)は、自分の思い通りになるという意味の言葉です。

「如意のままに願いが叶う」と使うと、自分の思いのままの願いが叶うと言っていることになります。

「自由な」「好きな」といった意味に近いですが、それらとは少し異なり、例えば、自分の好きなサイズと表現したい時には、「如意」ではなく、「任意」(本人の自由にできる)と使った方が向いています。

「如意」は、自分の思い通りではなく、思い通りに「なる」まで含む言葉だと覚えておきましょう。

「御意」と「如意」の違い

「御意」と「如意」の違い

「御意」「如意」の違いを、分かりやすく解説します。

「御意」は、ヒットした現代ドラマで使われたこともあり、若者が「了解」といった解釈で冗談めいて使っていることがありますが、一般にはまず用いられることはありません。

よって、どんな意味で使うのかを覚えておく程度でいいでしょう。

「如意」の方も、意味が意味なので、よく見掛けるのは漫画の中で「如意棒」(自分の思い通りの長さに変化させることができる棒状の武器)と使われている程度で、こちらも意味だけ覚えておけばいいかも知れません。

使うとなると、先のような「如意のまま」といった表現になることが多く、こちらもあまり現代の言葉とはマッチしない表現になります。

まとめ

まとめ

「御意」「如意」は、このような言葉です。

これらは読み方と意味さえ知っていれば、現実的に問題になることはないでしょう。