「被災」と「罹災」の違いとは?意味を詳しく解釈

「被災」と「罹災」の違い言葉・カタカナ語・言語

日本は地震や台風など様々な自然災害に襲われる災害大国とも言える国です。

このような環境の中で、「被災」「罹災」という言葉がニュースやネットで目にすることがあります。

普段あまり使われることが少ない言葉ですが、どのような意味があるのでしょうか?

「被災」と「罹災」各々の解釈

「被災」と「罹災」各々の解釈

ここで「被災」「罹災」各々の言葉の意味を見ていくことにしましょう。

「被災」の意味や使い方

「被災」「ひさい」という読み方になる言葉で、「災難を受けること」という意味があります。

「被災者」「被災に遭う」という使い方をされていますが、新聞報道などを見ると、「国が今回の台風の被災者に生活支援金を出すことにした」というような使い方で目にすることがあります。

自然災害の多い日本では、毎年多くの「被災」者が出ており、その数が減ることがありません。

「罹災」の意味や使い方

「罹災」「りさい」という読み方になり、「地震・火事などの災害に遭うこと」という意味になります。

この言葉は、「被災」より使われる機会が少ないのですが、「罹災証明書」というキーワードで見ることができます。

「被災」と「罹災」の違い

「被災」と「罹災」の違い

では、「被災」「罹災」は、どのような違いがあるのでしょうか?

「被災」「災難を受けること」「罹災」「災害を受けること」ということで、「被」「罹」の一字違いの言葉です。

「被災」「被」「かぶる」「こうむる」「身にふりかかる」という意味合いがありますが、「罹災」はさらに大きい範囲での「被害」と理解することができます。

また、自治体が発行する「被災証明書」「罹災証明書」にも違いがあります。

「被災証明書」は、「地震、火災、風水害などで被害を受けた家財・自動車など動産の被害状況を証明するもの」ですが、「罹災証明書」は、「被害を受けた家屋・事業所など建物の被害状況を証明するもの」ということになります。

まとめ

まとめ

「被災」「罹災」という言葉の意味や使い方を見てきました。

解釈の仕方に微妙な違いがありますが、特に「証明書」を申請する場合には、とても重要なことになるので、正しく理解しておくようにしておきたいものです。