この記事では、鉄道の「急行」と「特急」の違いを分かりやすく説明していきます。
「急行」とは?
「急行」とは、各駅停車と比較し、いくつかの駅を飛ばして運行される列車に付けられる名称です。
例えば、A、B、C、D、E、Fという区間があるとすると、各駅停車は、Aの駅から出発し、次はB、その次はC、と順番に全ての駅に止まりますが、「急行」は、Aの次はD、その次はF、といったように、間のいくつかを飛ばして止まる為、DやFの駅に急ぐ人にとっては重宝する存在となります。
私鉄各線では、運賃は各駅停車を利用する場合と一緒で、車両自体もそれと一緒のものが使われることがほとんどですが、JRでは特別な車両が使用され、急行料金が別に掛かり、指定席も用意されています(一部の私鉄では、JRなど同様の扱いのことがあります)。
「特急」とは?
「特急」は、「特別急行」の略になり、「急行」より更に止まる駅が少なくなった列車です。
こちらの場合、私鉄各線でも特別な車両が使われ、特急料金が掛かり、指定席のみという場合も多くなっています。
そのような中でも、例えば、京王線では各駅停車や「急行」と同一の車両で、運賃以外の料金が掛かることもない為、急ぐ時には停車駅が合えばこれを利用するに限ります。
このような「特急」もいくつか存在している為、初めての路線では、このような点まで確認するといいでしょう。
「急行」と「特急」の違い
「急行」と「特急」の違いを、分かりやすく解説します。
簡単に表現すれば、「急行」は、各駅停車より止まる駅が少ない運行を行う列車で、「特急」は、それよりも更に止まる駅が少ない列車になります。
「急行」は、私鉄では各駅停車と同じ運賃だけで利用できることが多いながら、一部では急行料金が別に掛かることがあるので注意してください。
「特急」の場合、先の京王線のような例外を除き、まず特急料金が掛かると考えておいていいでしょう。
まとめ
「急行」と「特急」は、このような違いになります。
「急行」は、各駅停車の延長上の存在とも言うことができますが、「特急」になると、それらとは別の扱いのことがほとんどだと考えて構いません。