「彷徨う」と「躊躇う」の違いとは?分かりやすく解釈

「彷徨う」と「躊躇う」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「彷徨う」「躊躇う」の違いを分かりやすく説明していきます。

「彷徨う」とは?

「彷徨う」とは?

「彷徨う」(さまよう)とは、あてもなく動き回ることです。

「途中で目的地が分からなくなってしまい、彷徨うことになった」などと使う言葉で、語呂が似ている「迷う」と意味も似ていると考えて構いません。

その「迷う」状態より、困った状況に使われることが多く、徒歩の場合だけでなく、乗り物に乗って移動する時にも用いることができ、「しばらく彷徨っていた為、ガソリンが無くなるところだった」のような使い方もよく見聞きします。

「躊躇う」とは?

「躊躇う」とは?

「躊躇う」(ためらう)とは、戸惑いから、また思い切りが付かず、踏み止まってしまうことだと考えていいでしょう。

例えば、「購入しようと思っているが、少し躊躇っている」のように使うと、購入を思い留まっているという解釈になります。

この言葉は、「躊躇」(ちゅうちょ)という形で見聞きすることも多い言葉です。

この形でも意味は同じ、「躊躇している」は、「躊躇っている」ことの表現になります。

「彷徨う」と「躊躇う」の違い

「彷徨う」と「躊躇う」の違い

「彷徨う」「躊躇う」の違いを、分かりやすく解説します。

「彷徨う」は、簡単に言えば、迷っていることの表現になりますが、目的地に辿り着けずにそうなっているといった時に使う表現で、購入を迷っているような場合に用いることはできません(そちらの意味の迷うには使えません)。

「躊躇う」は、思い留まることですが、そうなってしまう理由が迷いからの場合も少なくありません。

この迷うは、場所に迷うという解釈ではなく、考えの中のそれになります。

まとめ

まとめ

「彷徨う」「躊躇う」は、このように違う言葉です。

「彷徨う」は、物理的に迷ってしまうことで、「躊躇う」の方は、考えからくるそれの方だと違うと覚えておきましょう。

尚、どちらも難しい漢字を使っている言葉なので、「さまよう」「ためらう」と共に平仮名で使われることも多いです。