この記事では、「新幹線」と「電車」の違いを分かりやすく説明していきます。
「新幹線」とは?
「新幹線」とは、1965年の東京五輪の開催に伴い、前年に東京~新大阪駅間の東海道新幹線が開通したのを皮切りに、東京~新青森間の東北新幹線など、現在では9路線(うち、2路線はミニ新幹線です)が開業している高速鉄道です。
在来線とはレール幅が違う専用の幹線を走ることからのネーミングで、「ミニ新幹線」は、途中までは専用の幹線、そのどこかから在来線区間に入る新幹線となっています。
その区間では新幹線も走れるようにレールが二重になっており、東京駅から出発し、福島駅から在来線路線に入る山形新幹線がその例になります。
各路線によって使用している車両や最高時速は異なりますが、山陽新幹線では、約300キロの時速が出せる区間があり、高速鉄道として世界でも有数の存在と言われています。
「電車」とは?
「電車」とは、電気の供給によって走る「列車」の総称です。
そして、「鉄道」は、この「電車」を含む、「列車」と呼ばれる色々な車両や、路線自体も含めて使われる言葉となっています。
つまり、先の「新幹線」もこの「電車」の一種で、山手線も同じく「電車」です。
電化されていない(架線が引かれていない)区間は走ることができない為、そのような区間は「列車」の中の「気動車」と呼ばれるディーゼルエンジンを搭載した車両が走っています。
この「気動車」は、電化されている区間もそのまま走ることができます。
「新幹線」と「電車」の違い
「新幹線」と「電車」の違いを、分かりやすく解説します。
「新幹線」は、特別な幹線を走る高速鉄道で、「電車」の一種になります。
近い未来には、電磁エネルギーを利用した「リニア新幹線」が東海道新幹線の区間と併走して走る計画があり、そちらも電気が動力源なだけに、「電車」にカテゴライズされます。
「電車」は、そのような電気を動力源として使用している列車のことで、地下鉄やモノレール類もこれに含まれます。
東京の臨海地域を走る「ゆりかもめ」は、車輪やタイヤで、無人運転という珍しい鉄道ですが、電気によって動いている為、立派な「電車」の一種です。
まとめ
「新幹線」と「電車」は、このような違いになります。
「新幹線」は、「電車」の中に含まれると覚えておきましょう。