「国立公園」と「国定公園」の違いとは?分かりやすく解釈

「国立公園」と「国定公園」の違い言葉・カタカナ語・言語

「国立公園」「国定公園」は国が関係している類似の公園を連想させる区別しにくい二つの言葉ですが、「国立公園」「国定公園」の違いを正しく理解できているでしょうか?

この記事では、「国立公園」「国定公園」の違いを、分かりやすく説明していきます。

「国立公園」とは?

「国立公園」とは?

「国立公園(こくりつこうえん)」とは、「日本の景勝地の中でも特に傑出した地(世界に誇れる抜きん出た地)として、環境大臣が指定して国が管理する自然公園」を意味しています。

日本の「国立公園」は自然公園法に基づいて環境大臣が指定するものですが、日本全国に32の国立公園(大雪山国立公園・南アルプス国立公園など)が存在します。

「国定公園」とは?

「国定公園」とは?

「国定公園(こくていこうえん)」とは、「国立公園に準ずる景勝地として、環境大臣が指定して都道府県が管理する自然公園」の意味を持っています。

日本の「国定公園」は自然公園法に基づいて環境大臣が指定するものですが、日本全国に56の国定公園(蔵王国定公園・秋吉台国定公園など)が存在します。

「国立公園」と「国定公園」の違い!

「国立公園」と「国定公園」の違い!

「国立公園」「国定公園」の違いを、分かりやすく解説します。

「国立公園」「国定公園」も日本の中で特別に素晴らしい自然の景観を観賞できる地(環境大臣が指定した地・地域)を意味していますが、「国立公園」のほうが「国定公園」よりも景勝地としての格づけ(ランク)が上とされています。

「国立公園」「国定公園」を定める自然公園法では、「国定公園」「国立公園に準ずる(次ぐ)景勝地」として定義している違いがあるのです。

また「国立公園」は国が管理していますが、「国定公園」は都道府県(地方自治体)が管理しているという違いも指摘できます。

まとめ

まとめ

「国立公園」「国定公園」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「国立公園」というのは、「日本の景勝地の中でも特に傑出した地として、環境大臣が指定して国が管理する自然公園」を意味しています。

「国定公園」という言葉は、「国立公園に準ずる優れた景勝地として、環境大臣が指定して都道府県が管理する自然公園」の意味を持っています。

「国立公園」「国定公園」の違いを詳しく知りたい時には、この記事の解説をチェックしてみてください。