1つ同じ屋根の下で生活を共にすること。
このことを「同居」や「同棲」という言葉で表現することがあります。
しかし、これらの言葉が使われるシチュエーションは微妙に異なっていることをご存知でしょうか?
そこで今回は、これら「同棲」と「同居」に焦点を当てて言葉の意味や使い方を見ていくことにします。
「同棲」の意味や使い方
「同棲」とは、「1つの家に一緒に住んで生活を送ること」という意味がありますが、一般的には、「結婚していない男女が一緒に生活すること」を指すことが多い言葉です。
「同居」の意味や使い方
一方の「同居」も「同棲」と同じように「誰かと一緒に住むこと」を言っていますが、「同棲」と異なり、「家族や家族以外の人とでも一緒に暮らす」場合でも使われる言葉です。
「同棲」と「同居」の違い
同居とは「同居」というのも同棲と同じく誰かと一緒に住むことを指しますが、同棲とは違い同居の場合は家族もしくは家族以外の人と一緒に住む際にも使う言葉としても利用されます。
「同棲」を使った例文と意味を解釈
「同棲生活のメリットは、愛し合う男女が長く一緒に暮らせるだけでなく、生活費や家事の負担が軽くなることも挙げられます」 最近では結婚する前に「同棲」する男女が増えていますが、家賃や生活費を折半したひ、家事を分担することができることをメリットと考えている人達が多いです。
また、2人で一緒に生活することで、それまで見えなかった違いも見えてくることもあり、相手のことをより理解したり、意外な一面を知ることもできる良さがあります。
「同居」を使った例文と意味を解釈
「友人と一緒に生活するルームシェアは、今の時代の新たな同居スタイルです」
この数年、ルームシェアという「同居」スタイルが増えてきました。
入居物件を探す場合には、その条件の中に「2人暮らしオーケー」という記載がないと、2人以上の入居を許可しないこともあるので、事前にしっかりとしたり、リサーチしておく必要があります。
万が一、複数人での入居が不可とされている物件に黙って契約をして「同居」してしまった場合、管理会社やオーナーに公になってしまうと、即退去を命じられることがあります。
したがって、同居することを考えている人は「2人以上の入居許可」の物件を探すようにしておきましょう。
「ルームシェア」という「同居」は、都会での生活を考えると、家賃をシェアするだけでなく、治安の面でも安心感につながるメリットがあります。
まとめ
最近の若い男女の人達は、結婚する前にまず「同棲」から始めようとする人が増えてきています。
古い世代の人達から見ると、「節操のないようにカップル」と写るかもしれません。
また、ルームシェアでも、カップルではない男女が「同居」するようなケースも決して珍しいことではなくなっています。
そのように考えると、「同棲」も「同居」も今の社会の価値観を大きく変えていることになるのだと思います。
