「スエード」と「ヌバック」の違いとは?分かりやすく解釈

「スエード」と「ヌバック」の違い衣装・ファッション

「スエード」「ヌバック」は似た外見をしている起毛の革製品を連想させる言葉ですが、「スエード」「ヌバック」の違いを正しく理解できているでしょうか?

この記事では、「スエード」「ヌバック」の違いを、分かりやすく説明していきます。

「スエード」とは?

「スエード」とは?

「スエード」とは、「豚革の床面(裏側)にバフがけ(ヤスリがけ)して毛羽立たせた起毛革」のことを意味しています。

「スエード」はヤスリがけして薄いほど見た目の美しい高級品になりますが、強度が落ちてしまう副作用もあります。

「スエード」の語源はフランス語の「gants de Suede(ガンツ・デ・スエード)」にあるとされていますが、このフランス語は「スウェーデンから来た女性用の手袋」の意味を持っています。

「ヌバック」とは?

「ヌバック」とは?

「ヌバック」とは、「牛革の銀面(表側)にバフがけ(ヤスリがけ)して毛羽立たせた起毛革」のことを示しています。

「ヌバック」は強度があって丈夫で高級感があるので、靴やバッグ以外にも高級革財布の素材として使用されることが多い起毛革です。

「ヌバック」の語源ははっきりしないのですが、“newbuck”“neobuck”といった「新しい革素材・新しいスエード類似の起毛革」を意味する言葉にあるのではないかと伝えられています。

「スエード」と「ヌバック」の違い!

「スエード」と「ヌバック」の違い!

「スエード」「ヌバック」の違いを、分かりやすく解説します。

「スエード」「ヌバック」はどちらも類似の外見をしている起毛革ですが、「スエード」は主に「豚革の裏側の床面」を材料としていて、「ヌバック」は主に「牛革の表側の銀面」でつくられているという違いがあります。

「スエード(豚革)」よりも「ヌバック(牛革)」のほうが価格が高くて高級・丈夫ですが、「ヌバック」のほうが汚れが目立ちやすい違いもあります。

「スエード」は材質・触感から革財布の素材としては使われませんが、「ヌバック」は味のある革財布の素材としてよく使われる違いも指摘できます。

まとめ

まとめ

「スエード」「ヌバック」の違いを詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「スエード」というのは、「豚革の床面(裏側)にバフがけ(ヤスリがけ)してつくった起毛革」を意味しています。

「ヌバック」とは、「牛革の銀面(表側)にバフがけしてつくった起毛革」の意味を持っています。

「スエード」「ヌバック」の違いを詳しく調べたい時には、この記事の内容をチェックしてみてください。