「基本的」と「一般的」の違いとは?分かりやすく解釈

「基本的」と「一般的」の違い言葉・カタカナ語・言語

「基本的」「一般的」はよく似た意味を連想させる混同しやすい二つの言葉ですが、「基本的」「一般的」の意味の違いを正しく理解できていますか?

この記事では、「基本的」「一般的」の違いを、分かりやすく説明していきます。

「基本的」とは?

「基本的」とは?

「基本的(きほんてき)」とは、「ある物事の基礎・原則となるような性質を持っているさま」「物事・知識・技能のレベル(水準)が高度ではなく初歩的であること」を意味しています。

例えば、「基本的に私は同意です」「基本的な知識を持っていないと、その先の段階には進めません」といった例文で使用することができます。

「一般的」とは?

「一般的」とは?

「一般的(いっぱんてき)」とは、「特殊な物事・場合だけではなくて、すべての物事・場合に広く当てはまるさま」「すべてに当てはまるような普遍性があるさま」の意味を持っています。

例えば、「彼女の考えは一般的な価値観から外れています」「一般的に大怪我をすれば病院に行くものです」といった例文で使えます。

「基本的」と「一般的」の違い!

「基本的」と「一般的」の違い!

「基本的」「一般的」の違いを、分かりやすく解説します。

「基本的」「一般的」「特別ではなく普通である」という意味のニュアンスを持っていますが、「基本的」には「ある物事の基礎(大元)になる性質を持っていること」という意味があります。

それに対して、「一般的」というのは「特別な場合や物事だけではなく、広くすべてのものに当てはまるさま」を意味しているという違いがあります。

「基本的」には「物事や技術などの難易度が高くなくて初歩的であるさま」の意味もありますが、「一般的」には「初心者レベル・初歩的」などの意味合いはありません。

例えば、「彼はスノボーの基本的な技術を習得しています」の文章は「彼はスノボーの一般的な技術を習得しています」よりも、「スノボーの技術が初心者レベルである」というニュアンスが強くなります。

まとめ

まとめ

「基本的」「一般的」の意味の違いを詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「基本的」という表現は、「ある物事の基礎・原則となるような性質を持っているさま」「物事・技能のレベルが高度ではなく初歩的であること」を意味しています。

「一般的」という言葉は、「特殊な物事(場合)だけではなく、すべての物事に広く当てはまるさま」の意味を持っています。

「基本的」「一般的」の意味の違いを知りたい時には、この記事の説明をチェックしてみてください。