この記事では、「リズム」と「テンポ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「リズム」とは?
「リズム」とは、一定の繰り返しになる調子やそのような様子に対して使われる言葉です。
例えば、タンタンタタン、タンタンタタンと同様に何度も繰り返されるものがそれで、言葉としては、「何だその変なリズムは」などと使われることがあります。
音楽では、「拍子」のことを指して使う言葉で、多くの曲で採用されているのは4拍子で、ワルツというジャンルでは3拍子になります。
どちらも最初の1拍が強拍でそこにアクセントを置き、後は逆拍になるのが一般的です。
それによって、「リズム」として崩れてきた時には、強拍を目安に修正することができます。
「テンポ」とは?
「テンポ」とは、何かの作業や話などにおける速さのことを表します。
「もっとテンポよく作業してくれ」、「あいつは話のテンポが遅くてイライラする」などといった使い方になり、これが早ければいいという訳ではありませんが、周りとの同調が求められる場合も多いです。
こちらは音楽では、曲のスピードの表現になります。
BPM(“Beat Per Minutes”)という数字で表され、これが100だとすると、1分間に100拍というスピードのことで、4拍子の曲では1分間にそれが25回繰り返されるということになります。
「リズム」と「テンポ」の違い
「リズム」と「テンポ」の違いを、分かりやすく解説します。
「リズム」は、特定の調子で繰り返されるものや、そういった様子の表現になります。
音楽では3拍子や4拍子といった「拍子」に表現になり、どちらの意味でも同じ調子で行われていない時には、「リズムが狂っている」のような使い方でそれを表すことができます。
「テンポ」は、物事のスピードのことで、音楽では曲の速さを数値化した表現として使われます。
曲の途中で、感覚的に「テンポがちょっと遅くなっている」といったように用いられる時もあり、その場合には、具体的な数字にまで言及している訳ではありません。
まとめ
「リズム」と「テンポ」は、このような違いになります。
何かの作業中に、無意識に何かの「リズム」を刻んでいるようなことも多いものです。