この記事では、「ウスターソース」と「オイスターソース」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ウスターソース」とは?
「ウスターソース」とは、野菜や果実が主成分で、それに砂糖や塩、酢、香辛料を加え、熟成させたものです。
砂糖や塩などは風味の調整に用いられ、「ソース」の中で一番薄く、水のようにあまり粘度がないものがこのように呼ばれます。
「ソース」には、この「ウスターソース」の他に、「中濃ソース」と「とんかつソース」がありますが、これらは製法は一緒で、粘度によって呼び方が異なっているだけです。
その粘度による違いにはJAS(日本農林規格)によって定められており、0. 2Pa・s(粘度の単位です)未満だと「ウスターソース」、0. 2Pa・s以上で2. 0Pa・s未満のソースは「中濃ソース」、2. 0Pa・s以上になると「とんかつソース」と呼ばれることになります。
「オイスターソース」とは?
「オイスターソース」とは、「オイスター」の名前の通り、牡蠣(英語では“oyster”)から作られるソースのことです。
よって、「ソース」という表現ながら、先の「ウスターソース」などとは全くの別物で、牡蠣の煮出し汁の上澄みに、小麦粉やデンプンを加え、砂糖などで味の調整がされたものになります。
中華料理に用いられることが多く、発祥もその中国です。
日本での用いられの例としては、広東風焼きそばの調味料としてのそれで、これと海老やイカを加えたものが有名です。
「ウスターソース」と「オイスターソース」の違い
「ウスターソース」と「オイスターソース」の違いを、分かりやすく解説します。
「ウスターソース」は、「中濃ソース」や「とんかつソース」と分かられる三種類のソースの中で、一番粘度が薄いものになります。
尚、これらをまとめて、全て「ウスターソース」と扱うこともありますが、あまり一般的ではありません。
「オイスターソース」は、牡蠣から抽出される成分を元に作られるソースのことで、主に中華料理に用いられ、時にはフランス料理に使われることもあります。
まとめ
「ウスターソース」と「オイスターソース」は、このように違います。
「ウスターソース」は、一番薄い「ソース」のことで、「オイスターソース」は、牡蠣の成分から作られる全く別物のソースだと覚えておいてください。